お父さんのお弁当

娘の話

遠足の数日前

何も混ざっていない白米が好きな娘から

「遠足のお弁当は白米がいいから、

お父さんにお願いするね」

と話がありました。


え!

お母さんの弁当じゃなくて

どうしてお父さん?と思いましたが

その理由はとってもシンプルで

 

「母=ごはんに何か混ぜがち」

と、娘の中で定着しているようです。

(最近は押麦)

 

母はいつだって健康を第一に

主食にちょっとしたひと工夫を重ねてきた。

 

しかし、遠足という一大イベントにおいては

その"工夫" は "不要な混入 "と見なされた模様。

 

というわけで

今回はお父さんが担当することになりました。

 

父娘会議

どんなおかずにするか

父と娘の間でこっそり打ち合わせが行われ

 

旦那さんは仕事帰りにスーパーへ立ち寄り

必要な食材を選んで

袋を下げて帰宅。

 

遠足当日は夜明けとともにキッチンに立ち

出勤前の限られた時間で

お弁当を作り上げました。

 

箸を入れ忘れることもなく(←私はよくやる)

娘を送り出してくれました。

 

私が作るより明らかにおいしそうじゃないか。

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手間の中の愛情

感動したのは

ウインナーに細かく切り込みを入れてあったこと。

 

私はめんどうでやらないけれど

旦那さんはきっと

娘がフタを開けたときに

「わあ!」と喜ぶ顔を思い浮かべながら

ひとつひとつ手間をかけて

作ってくれたんだろうなと思います。


麦入りのお弁当も母の愛だけど

白米のごちそうに拍手。