数日間はなにもできず
完全に元の状態に戻るまで
1ヶ月くらいかかりました。
耳鼻科で受けた説明
良性発作性頭位めまい症
バランスを担当している三半規管に
耳石が転がり入って誤作動が起き
めまいがおこる。
めまい当日
歩けない!!
朝、布団の中でブログを更新して
起きあがろうとしたら
自分の周りが回ってる…?
気のせいだろうと思って起き上がり
2、3歩歩き出したら
倒れそうになって
とっさに家具につかまる。
周りが回る。
回転台で回されてるケーキみたいな。
吐き気も出てきて
体がどんどん辛くなりました。
湯船に入れない
お風呂に入ろうと
意を決して起き
壁を伝いながら千鳥足でやっと脱衣所へ。
お湯に浸かるのは危険だと思い
簡単なシャワーにして
脱衣所ですぐ椅子に座る。
座っても
ケーキの回転台は回ってるので
タオルとるのがしんどい。
娘が自分たちで先に入ってくれて
使ったタオルが床に落ちていたので
それを拾って拭くのが精一杯。
いつもならまたタオル使いっぱなし!
とか思ったろうけど
回転台で回っている私は
タオルが落ちててくれたことや
若干濡れてるタオルだって
拭けるだけでありがたいと思う。
当たり前のことが当たり前にできなくなると
捉えかたもこんなに変わるんだ。
食事が作れない
娘に「お腹すいた」と言われて
夕ごはん作ってないことに気づき
作ろうと立ち上がるも
うまく歩き出せない。
娘が卵焼き焼いて
冷凍の焼きおにぎりチンして
「自分たちで食べるから大丈夫」
と言ってくれて
卵焼きが作れるのと
レンジを使えることが
今日とても役に立ちました。
横になって頭をうごかさなければ
こうやってスマホで文字を打つのは問題なし。
逆にそれしかできないので
めまいのことを調べる。
既往:36歳
良性発作性頭位めまい症
これがまた起こったのかなぁ
めまい専門の夫が帰宅
めまい・頭痛・意識障害などの分野を
専門にしている夫が
タイミングよく帰宅。
横になりながらめまいのことを話すと
「自分の周りが回る?真っ白になる?どっち」
ときかれて
私「周りが回る」
夫「立ちくらみではないんだ?」
私「立ちくらみではなさそう」
夫の指す指の先を
目で追うように言われ従うと
「安静にしてたほうがいいよ」
と言われ
私「さっきお風呂に行ったんだけど
浴槽は怖くて入れなかった。
頭動かすとフラフラする」
夫「…のめまいは心配ないよ」
私 …が専門用語ぽくて聴き取れず
私「吐き気もすごいの」
夫「頭位変換のめまいは吐き気とセットだから」
私「そうなんだ」ホッ
私「ミスチルの桜井さんは(小脳梗塞発症時)
フラフラで歩けなかったってきいた。
私もフラフラで歩けなかった」
夫「頭動かすと起こるめまいなら安心なんだよ。
小脳梗塞だったら
動いてても動いてなくても
関係なく起こるから」
夫によると
よくなるまでに1週間はかかるとのこと。
髪、短く切っておいて良かった。
あの長い髪は
こんなめまいの中とても洗えない。
トイレに行きたいし水分もとりたいけど
動くと回転台が高速で回る…
健康のありがたみを感じます。
翌日
寝ていることしかできない
1日中めまいが酷く
ちょっと頭を動かすだけでも
ぐるぐる回転するので
トイレ以外はずっと横になっていました。
優しいお友達
ブログを読んでくれたお友達が
連絡をくれて
わたしは気付かずに寝ていて
わたしが寝ている間に
スーパーで見繕ってお買い物をして
うちに届けにきてくれました。
半分寝ていたわたしは
ピンポーンて鳴ったのと
女性の声がしたのはわかったのですが
目を開けることができず夫が対応。
「〇〇ちゃん(娘のお友達の名前)の
お母さんが来てくれたよ」
との夫の言葉に
心は飛び起きました。
彼女がきてくれていたなら
這ってでも出迎えたかった。
すぐ開けて食べられるこのチョイス
最高にありがたかったです。
食べたいものが勢揃い。
彼女のすごいところは
他にもたくさんあって
彼女と出かけると必ず楽しい。
彼女のおかげで作れた思い出がたくさんあります。
彼女の優しい気持ちを
ずっと記録に残しておきたいと思い
写真を撮るために気合いで起きて
気合いで起きたものの
この写真を撮っているときは
体は前後左右にぐらんぐらん揺れてました。
トイレ
便座に座れたとしても
自分の意思とは無関係に
上半身が斜め後ろとかに
勢い良くバタンと倒れていきます。
「うつむく」みたいなのも辛いので
流しにたまったお皿が洗えず
娘が学校から帰ってきて
洗ってくれました。
感じたこと
掃除ができないので
部屋が散らかっています。
寝ているわたしのそばで
娘がままごとをしていたので
わたしはおもちゃに囲まれて寝ています。
元気な時なら
「片付けて!」
「いらないの?捨てちゃうよ!」
と怒ってしまいますが
今は
「どうぞおもちゃで囲んでください」
って思えます。
健康のありがたみが身に沁みて
散らかっていても
イライラスイッチ入らなくなりました。
これは5歳の次女が私に作ってくれたお弁当です。
「お母さん、これ食べて元気になってね。
でもこれはごっこだから。
食べるフリだよ。フーリ。
本当に食べちゃダメだよ」
と教えてくれました。笑
4日目
辛いこと・できないこと
頷く
お皿洗い
落ちてるものを拾う
うがい・洗顔
感じたこと
少しでも頭を動かすと
めまいと吐き気が誘発されます。
健康なときは
なにも感じなかったけど
今は
自由に頭を動かせるって
すごいことなんだなぁ
と思います。
洗顔とうがいは
恐る恐る頭を動かして
気合いでやりました。
1週間後
掃除
床にお尻をつけて
ハンディ掃除機を持って
手だけ動かして吸いとる。
お皿洗い
椅子に座って行う。
頭を下げなければ
めまいが起こりにくいので
目線の高さまでお皿を上げて
洗いました。
感じたこと
すごくふらつくのに
「病は気からだ」と言い聞かせて生活。
これはすごく危険だったと
反省しています。
夫が1週間と言っていたのは本当でした。
1週間もかかるかしら…
とちょっと疑ってた。
めまいで1週間も寝ていられないと思ったし
めまいを軽くみていました。
2週間後
できるようになったこと
お花の水やり
辛いこと
お辞儀
スーパーでの袋詰め
洗濯機から衣類を取り出す
前屈して足元のものを拾う
落ちたビニール袋も
なかなか拾えなかったり
普段ならパッとできることが意外と辛い。
感じたこと
やりたいことができない
行きたいところに行けない
と感じています。
吐き気を伴いながら
自分の意志とは無関係に
体がぐらんぐらんと倒れていくのは
辛いのももちろんですが
とても危険で怖かったです。