診察日
父に付き添い、
血圧の薬をもらいに父のかかりつけ医へ。
認知症も診てくださる、主治医の先生の診察は
父が自然と笑顔になり
付き添いの私も
リラックスして話すことのできる
ホッとする時間です。
質問の力
うれしくなる質問
なんか気分が下がる質問
質問にもいろんなものがあるけれど
自身の経験から
だれかに話をきいてほしいとき
どんな質問をしてもらえるかって
大切なことだな、と感じています。
この日、診察室に入ると
先生が父に
「調子は何点ですか?」
と質問してくれました。
父はちょっと照れ笑いしながら
「90点くらいかな」
と答えました。
私は、父が90点と答えたので
「90点なら、調子は良いんだな」と
単純に安心したのですが
先生はさらに
「100点にならないのは何ですか?」と
残りの10点に関心を寄せてくださり
父は、10点の理由を
「ぶらぶらしてるから」
と答えました。
先生は
父の言葉をそのまま大事に受けとって
「ぶらぶらしてるから、なんですね」と
父とわかち合ってくれて
父の表情からは
「自分のことをちゃんとわかってもらえた」
という安心感が伝わってきました。
言葉を足さず、変えず
そのまま受けとってもらえるだけで
こんなに安心できるんだと
限られた診察時間での鮮やかな問診は
とても印象的でした。
ちょっとびっくりしたこと
先生が父の胸の音を聴診したとき
聴診器に
なにか機械みたいなものがくっついていて
なんだろうと思ったら
聴診音をスマホに飛ばせるBluetooth
「最近はそんな聴診器が誕生したのか」
と思ったら
すでに3年前からあるらしく
さらにびっくり。
近い将来、心電図もそうなるんじゃないか
なんていう話しをしながら
来たときよりも明るくなって診察室を出る父。
私も元気になれました。
この日感じたこと
どんな感情でその時間を過ごすかって
やっぱり大事だなぁ
と、心理学の先生に教えていただいたことを
ふと思い出したのでした。
